2019年1月期アニメ履修レポート
毎クール書こう書こうと思って忘れてしまうので今期こそは。完走率 10/12 でした。
えんどろ~!
名だたる有名作や例のアレなど、群雄割拠の2019年1月期アニメにおいてはあまり日の目を見なかった地味な作品だったが、個人的にはぶっちぎりの最優秀作品だと思う。「ありそでなかった日常系ファンタジー」を名乗り、1話でラスボスを倒してエンドロール、そこから過去に飛ばされて……的な凡作に見せかけて、細かい伏線をちゃんと回収しつつ実は真面目にファンタジー設定がちゃんと存在するし、タイトルの意味も最終回でちゃんと納得させてもらえたのは素晴らしい。頭を使って見るも良し、頭を空っぽにして「φちゃんのππをメイっぱいセイセイしたい」とか垂れ流しながら見るも良し。
基本的にはラスト2話までほとんど何も起きない(けどちゃんと細かい伏線を回収している)ので心がセンシティブな状態でも安心して見れる。が、10話で次世代のピンクの像かというレベルのアレな回があるので、ぼーっと見る際には気をつけよう。そしてラスト2話は一気に見ると良いし、あえて間を置くとそれはそれで楽しめると思う。
今期はきららアニメがないので「おくすりアニメがない……死んでしまう……」と不安でしょうがなかったが、まさかこんな特効薬が提供されるとは。Prime Videoで見れるので是非。
私に天使が舞い降りた!
「ロリコン女主人公がロリをストーキングしてたらいつの間にか自分がクレイジーサイコレズにストーキングされていた」枠。なんだよそれって思うかもしれないけど、前期は「うちのメイドがウザすぎる!」で今期これ。1話見たときに「ウザメイドやん……」ってなったのは俺だけじゃないはず。
「現実に戻ってロリに目覚めたアカネちゃん」とか「汚いマシュ(新)」とかひどい言われようだったり、変人枠のはずのノアちゃんが一番現実的ポジションだったりしたけど、一番の驚きはおとなしくて良い子なかのんちゃんのCVがガヴリールドロップアウトのサターニャちゃんなところだったと思う。こよりちゃんじゃなくて!?って。
全体的に見れば「安心の動画工房」で、未確認で進行形のような、執念を感じる程の「かわいさ」へのこだわりが滲み出る良作だった。みやこの変態性、ひなたのイケメンっぷり、花ちゃんの天然ぶりとひげろーのインパクト、松本の登場とテンポ良く進み、最後はみやこの成長がちゃんと描かれていて個人的には凄く良かったと思う。最終話の演出については賛否あるようだけど、松本の登場以外はとても良かった。松本だけは「ヒッ」ってなったわ。
きららレスなクールにおいて、えんどろ~!が胃に優しい良薬なのに対し、刺激的だけど効果的な妙薬といったところか。これもPrime Videoで見れるので是非。
ケムリクサ
完全にやられた。今更語るまでもないけど、一応書いておく。実は1話で「アアーなんか可愛い女の子がひどい目に遭ってる……重い……あと主人公がくっそウザい……つらい……」ってなって積んでいた。10話ぐらいのところでめっちゃ盛り上がってるのを見て、ちょうどタイミングも良かったのでまとめて見直し。最初の3話ぐらいを耐えればわかばのウザさも薄れてきて、純粋に世界を楽しめた。なんというか「ああ……これだ……これだったんだ、欲しかったのは……」っていう感じでしたねホント。
魔法少女特殊戦あすか
「アアーなんか可愛い女の子がひどい目に遭ってる……ウケるwwwww」が動機で見ていた。今期のギャグアニメ枠。異論は認めない。簡単に言うと、とってもかわいいくるみちゃんっていう主人公が「マジカル自白剤」「マジカルスパンキング」などで活躍する、ちょっと血が出たりするギャグアニメです。
かぐや様は告らせたい
今期のギャグアニメ枠その2。実はタイトルと書影から勝手に「あー能力者もの?なろう?かな、いっかな……」ってなってた。某フォロワーが大プッシュしていたのでなんとなく録画してなんとなく見ていたら、3話のチカダンスですっかり洗脳されてしまった。あのアニメのヌルヌル感やばい。その動きに見とれてると、気付いたら歌が脳の内側にこびりついてはがれなくなり、すっかり洗脳完了。あとOPもずるい。なんでそのチョイスなんだろう。内容に合った名曲だけど。
で、コレを見てからピカチュウが登場するようになった。末期。
上野さんは不器用
今期のギャグアニメ枠その3。15分アニメだし見てみるかーと気軽に手を出したら妙にハマった。いいですよね天然痴女。でも僕は山下さんがいいです。東西南北の部長ズも好きです。頭を空っぽにして見れる下品アニメとして大変優秀だった。
賭ケグルイ××
賭ケグルイの2期。勝手に「ばつばつ」って認識してたけど、乗算記号(かける)なんだね。今更だけど。一期に続いて安定したクオリティで夢子が賭けグルうアニメ。原作を先に読んでいるのでドキドキハラハラ感が味わえない……と思いきや、一期と同じく最後はアニメオリジナル展開。×喰さん、朴 璐美ボイスなのでどうしてもハンジさんに見えてくる。正直なところ、最終話の展開は「うーん……」って感じだったけど、全体的には安定のクオリティだった。まだまだ原作は続いているので続きに期待。
どろろ
どういう動機で見ようと思ったのか未だに思い出せない。原作からして救われない話として認識していたはずなので、たぶん「とりあえず撮っておくか」からの「とりあえず見てみるか」でズルズル引き込まれた感じか。あまり画面を直視できないタイプのつらさなので、作業中にBGVとして流しておく程度だったのが良かったのかもしれない。2クール目も継続視聴中。どろろ……兄貴……幸せになって……
http://amzn.asia/d/662YIVzamzn.asia
バーチャルさんは見ている
放送前は「今期一番の問題作」だの1話終わったら「学園祭見せられてる気分」だの色々言われていたし、正直言って「学園祭見せられてる気分」には顎が突き刺さるほど深く納得してしまったのだが、最終回まで完走してしまった。あんまりVの面々には深い思い入れがないので、なんで見続けているのかよく分からない感じだったけど、それこそ「なんか時間があったので、学園祭を覗いてみた」感じだったのだろう。たぶんシロちゃん出てなかったら見てなかった気がする。
名前を出してはいけない例の2
人間はアニメ一つでこんなに悲しい気持ちになれるんだ。また一つ賢くなったよ。
履修放棄
以下は録画予約いれてたけど完走できなかったタイトル。
ぱすてるメモリーズ
「EDがすごい」と聞いて頑張ってごちうさ回までは見たけど、なんかもういいかな……となりフェードアウト。EDは本当に良かった。
同居人はひざ、時々、頭のうえ。
癒やし系らしいし、猫だし、良いかなと思って数話見たけど、主人公の境遇がちょっとつらくてフェードアウト。良い作品だとは思うんだけど……